海外旅行保険と海外起業

海外起業する者に海外旅行保険は必要か?海外旅行保険加入時に何に注意すべきかなど、海外在住者の視点でポイントを紹介

海外旅行保険を使う理由

海外旅行保険を使う理由2:現地の医療保険は立て替える必要がある

 第二の問題点は、現地で加入する医療保険は、『診療費をまず全額立て替える必要がある』ことです。海外では、医療もビジネス。お金を持っていなければ、病院で診てもらえません(海外旅行保険なら、キャッシュレスサービスがあり、海外旅行保険の証券があれば、現金は不要です)。

 病院にも、様々なレベルがあり、外国語が通じない公立病院は安いですが、日系クリニックなどの外国人用医療施設は、医療費は一般的に高いです。そのようなところに、海外旅行保険なしで行き、現金で支払うことになると、かなりの負担になります。もし、海外旅行保険なしで、盲腸にでもなったら、せっかく始めた海外のビジネスを途中で辞めなければいけなくなるかもしれません。というのも、日本での盲腸手術は5、6万円の負担で済みますが、それは国民健康保険を使用した後の自己負担分の話。まともにすべて支払うと、20万円ほどです。

 さらには、その盲腸治療費が、海外の地域によっては、総額で300万円もかかるところもあるのです(アメリカなどです。※海外生活地区別医療費リスト)。医療費の地域の違いは馬鹿にできません。海外旅行保険をケチったばかりに、せっかくの夢をあきらめるなんて、馬鹿らしいですからね。

海外旅行保険を使う理由3:現地の医療保険は加入に条件がある

 そして、現地の医療保険の第三の問題。海外旅行保険は、基本的に日本人なら加入可能ですが、現地の医療保険は、地域にもよりますが、一般的には、『その地域のIDカード(身分証)を取得していないと、加入できません』。この条件は、労働ビザなどのビザの種類によることもあります。また、銀行への預金額による場合もあります。このように、現地の医療保険は、海外旅行保険ほど自由に加入できる体制にないのが現状です。

 このように、以上の3つの問題を考えると、やはり、海外起業志望者も、日本の海外旅行保険に加入するのが無難、という結論なのです。実際、私自身も、上海でビジネスを始めて4年目ですが、日本の海外旅行保険を使っています。